【知らないと】ひとり親のふるさと納税の限度額はいくら【損するかも】

こんにちは、ぴくてです

 

年末になると、ふるさと納税について検討する人も多くなってきますね。

そこで本記事では

 

ふるさと納税やってみたいけど、ひとり親だと限度額は変わるのかな。
ふるさと納税の限度額を知りたいけど、どうすればいいかな。

 

このように考えている方の参考になる内容になっています。

 

本記事の内容

 

 

この記事を書いているわたしは

今年(2020年)に初めてふるさと納税をやってみることにしました。
やるからには損したくない!
限度額を超えない範囲で返礼品をゲットしたい!

 

そう思っていろいろ調べた結果を本記事でお伝えします。

 

1. ひとり親はふるさと納税の限度額が変わる?

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ひとり親はふるさと納税の限度額が変わるのでしょうか。

結論としては、変わります

なぜなら、ふるさと納税の限度額は所得額や所得控除額が関わっているからです。

 

ん?所得額はなんとなくわかるけど、所得控除額って何?

 

と思ったかもしれません。

でも大丈夫です。

以下でひとつずつ解説していきます。

 

2. ひとり親のふるさと納税の限度額はいくらになる?

 

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まずはふるさと納税をざっくり説明

ひとり親のふるさと納税の限度額を知るために、

まずはふるさと納税についてざっくり話します。

 

ふるさと納税は、住んでいる自治体ではない、別な自治体に寄附をすると、

自己負担分2,000円を除く寄附分が税金から控除される(引かれる)という仕組みです。

 

例えば今、埼玉県さいたま市に住んでいるとしたら、

さいたま市を除いた自治体であればどこでもオッケーで、

仮に北海道札幌市に30,000円寄附をするとします。

 

すると、30,000円から2,000円を引いた28,000円が

あなたの納める税金から控除されることになります。

 

よくふるさと納税というと「返礼品」というワードを耳にすると思いますが、

この返礼品というのは、自治体からの「寄附してくれてありがとう」っていうお礼の品なんですね。

そして、この返礼品がもらえるのが、ふるさと納税のお得なところです。

 

ただ、ここからが大事なのですが、この控除される金額(寄附金額)は

いくらでもいいわけではないんですね。

控除額には上限があり、さらに、この額は人によって違います

 

控除額を超えて寄附することはできるのですが、税金から控除されません。

つまり損をしてしまうので注意です。

 

ひとり親のふるさと納税の限度額はどうやって決まる?

限度額の算出方法については、ちょっと複雑です。

これを1から10まで解説すると、長くなる上に

わかりにくくなってしまう可能性があるので、ここではポイントを絞って

解説したいと思います。

 

限度額の説明はいいから、限度額がいくらになるか早く知りたいな

 

という方は、ここは飛ばしてくださいね。

  

ポイントは課税される所得額

ふるさと納税の限度額を決めるポイントとなるのは、「課税される所得額」です。

これは何かというと、

所得金額の中でも税金がかかる部分の所得額のことです。

 

税金がかからない部分のことは、「所得控除額」と言います。

 

つまり、課税される所得額は、

所得金額から所得控除額を差し引いたものになります。

 

図に表すと次の通りです。

 

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課税される所得額を決めているもの

課税される所得額は、所得金額と所得控除額の2つで決まります。

まず、所得金額が多いか少ないかによって課税される所得額は変わります。

 

ちなみに所得金額とはそのままの意味で、あなたの所得の金額ですよ。

 

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そして、所得金額から差し引かれる所得控除額が多いか少ないかによっても

課税される所得額は変わります。

所得控除額が多ければ、課税される所得額は少なくなるし、

反対に所得控除額が少なければ、課税される所得額は多くなります。

 

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このパートの最後に所得控除額について見ていきます。

 

所得控除額

先にも話したように、所得控除額とは所得額から差し引ける部分のことです。

所得控除されるものはいくつかあります。

たとえば、年末調整でお馴染みの配偶者特別控除社会保険料控除、

生命保険料控除などです。

 

そしてこの控除の中に「ひとり親控除」も含まれます。

ひとり親控除の額は35万円で、この金額が控除分として上乗せされるんですね。

所得控除額が多いと課税される所得額が少なくなるので、

ふるさと納税の限度額は少なくなるということになります。

 

改めて言っておくと、課税される所得額=ふるさと納税の限度額ではありません。

ふるさと納税の限度額を決めるポイントが「課税される所得額」ということです。

 

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シングルマザーやシングルファザーの方がふるさと納税をする際、
限度額には気をつけてくださいね。

 

ひとり親のふるさと納税の限度額はいくらになる?

これまでみてきたように、ふるさと納税の限度額は人によって違います。

所得額はもちろん人によって違いますし、所得控除額も条件によって変わるからです。

 

では、ふるさと納税の限度額はどうやって調べれば良いでしょう。

結論から言うと、ふるさと納税の限度額シミュレーションを使って調べましょう。

 

なぜなら、限度額の算出はちょっと複雑でわかりにくいからです。

自力で調べて計算するよりも、簡単に数字を入力して計算したほうが速いし、

間違いが少ないです。

 

なので、私はふるさと納税の限度額シミュレーションを使って調べることをオススメします。

 

結論それ!?って思ったかもですが、

調べる際に気をつけたほうが良いことがあるので、もう少し読み進めてみてください。

 

気をつけたほうが良いことというのは、

どの控除限度額シミュレーションでも良いというわけではないことです。

 

最後に調べる方法について話していきますね。

 

3. ふるさと納税の限度額を調べる2つの方法

 

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ふるさと納税の限度額シミュレーションを使って調べる

まず調べる前に、昨年の源泉徴収票を用意しておいてくださいね。

 

ふるさと納税の限度額シミュレーションには、

大きく分けて簡易版と詳細版があります。

簡易版はほぼ所得控除額が入力できないフォームになっているので、

詳細版を選んでくださいね。

 

下にひとり親控除を含んで計算できるサイトを載せておきます。

 

ふるさとチョイス 控除上限額シミュレーション

 「あなたの家族構成は?」の「寡婦に該当しますか?」の項目で「特定の寡婦を選びます。

 

ふるさと納税ガイド ふるさと納税の控除限度額 計算シミュレーション【税理士監修】

 「あなたの情報」の「特例の適用」の項目で「特定の寡婦を選びます。

 

auPayふるさと納税控除額シミュレーション(詳細版)

 「寡婦に該当しますか?」の項目で「特定の寡婦を選びます。

 

 

源泉徴収票を見ながら、必要な金額を入力していきます。

忘れずにするのは、上記で示した項目で「特定の寡婦」を選ぶことです。

 

この上記3つのすべてのシミュレーションで調べてもらえばわかるかと思いますが、

算出される限度額が違って出てきます。

 

つまり、あくまでも目安の金額と理解しておいたほうが良さそうです。

 

正確な限度額が知りたい場合は

詳細版のシミュレーションで出した目安の金額ではなく、

正確なふるさと納税の限度額を知りたい場合には、

お住まいの市区町村の住民税を担当する部署(市民税課、納税課など)で教えてもらえます。

 

まずは市区町村役場へ電話をするなどして、持参するものなどの詳細を確認した上で

窓口へ行って聞いてみてくださいね。

 

 

ふるさと納税は自己負担分2,000円がかかっても返礼品がもらえるので、

とってもお得な制度です。

ただし、限度額を超えて多く支払った分は単なる支出になってしまうので、

損をしないように気をつけて制度を利用してくださいね。

 

ではまた!